絶対涼しくなれる本2冊 [乱読本棚]
うっかり冬に読んでしまったんです。凍ります。
これは夏にこそ読むべきなのだな。新田次郎。
ワタシが中学生のとき、富士山測候所の話は英語の教科書教材になっていました。真冬の富士山。こう書いただけでも、なにやら冷たい雰囲気になってくるではありませんか。吹雪をものともせず、厳冬の富士山頂に測候所を築き、観測を試みた夫婦の話です。
感動もさることながら・・・・・ぶるぶるっ。
- 作者: 新田 次郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1980/12
- メディア: 文庫
- こちらは、ひたひたと近づいてくる寒さ。
小学校の遠足登山(とはいっても戦前)で、集団遭難。 - 遭難する前から、押し寄せてくる嫌な予感の連続攻撃で、寒いことこのうえなしです。子供がたくさん遭難しちゃうので、涙もろい人はご用心を。
- 題名だけだと、すばらしい教師の話のようなんだけど、それは個人、一場面のレベル。遭難しないように準備することがもっとあったんじゃないの?と突っ込みどころも満載なお話。
そんなに数読んでないんですが、山岳小説は夏に読むのがいいのかな。
寒くなれる山岳小説あれば教えてください。
よく覚えてないのですが『八甲田山死の彷徨』も、かなり寒かった記憶があります。これもまた、新田次郎。
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