雨がやんだら [乱読本棚]
台風が次々にやってきますね。雨が降り続けると気分もローになっちゃいます。でも、気分だけならまだいいのかも・・・・。
この本は、雨が二日も降り続くと必ず思い出します。授業のついでに生徒にも紹介します。今年はすっかり忘れていたら、先日玄関先のサルビアの鉢に、あろうことか、キノコが生えており。(!!!!)
物体は、あるべからずところにある時、違和感を超えた恐怖を誘います。
鳥肌とともに、思い出したその本の名は、
- 作者: 椎名 誠
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/11
- メディア: 文庫
その様子を、少女が日記に書いていくのです。
友達に会えない。身近な人がいなくなる。優しい人が怖くなる。
無邪気な少女の言葉を透かして、見えてくる、浸み込む雨。
もしかして、今日の雨は永遠にやまないのかもしれない。
ぞくぞくする短編であります。
に、してもウチの鉢植えなぜキノコ!?ふつーなの!?
(あ、575)
※この記事は「暇刊女教師」に書いたものの再掲したものを編集しました。
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