ママの恋人 [WMのための本]
実際は、全6巻。
全部だすと、ちょっと面積広すぎなので、ここまで。
小学5年生のさほの母親は、バツイチ、シングルワーキングマザー。
そんな母には、同じ会社の年下の恋人がいる。
どうも2人は結婚も考えているらしい。
彼は「ママの恋人」だけど「ワタシのパパ」じゃない。
「ワタシのパパ」じゃないけど「ワタシの仲良し」。
世間の好奇の目も、同情もいらない。
大切なのは、ここにある「私たちの関係」。
何ものにも揺るがない「自分の基準」をもつことは、こんなにも強いんだと気づかせてくれる一編なのです。中高生も読んで損なし。や、むしろ読んでほしい。
作者、入江紀子の作品は、社会のステレオタイプな発想に疑問を投げかけている作品が多いです。男女、女同士、嫁姑、親子関係・・・・・ホント、大人も子どもも、考え続けることを放棄すると、理不尽に人を傷つけるよね・・・・。
絶対的人間観(ちょっと大げさ?)、というのは自分も常に心がけてもちたいものだし、自分の子どもにも持ってほしいと思っとります。
コメント 0