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よるくま [ママ教師おすすめ絵本]

おかあさん、泣いちゃいそうです

よるくま

よるくま

  • 作者: 酒井 駒子
  • 出版社/メーカー: 偕成社

 

ちいさい「よるくま」が、夜中に「ぼく」をたずねてきて、おかあさんがいない、とべそをかいている。いっしょに探しに出かけたことを「ぼく」は自分のおかあさんに語るんです。

おかあさんがいない と泣くよるくまの様子が、自分の息子とだぶるのです。
子供が寝たのを待って、こうしてキーボードを叩いてる自分を、息子は時々「おかあさん!」と言って寝床から呼びつけます。
呼びつけるあたりが、ちょっと腹がたつんだが・・・・・・・・何様!?・・・・・・お子様・・・・・・失礼)

よるくまの寂しさは「ぼく」の寂しさで、それはまた読んでる息子の寂しさ
もちろん、母がそう感じてることなど息子はつゆ知らず、でもきっと自分と重ねて読んでるはずで。
一緒に読んでて、こみあげてくるものがありました。
親のための本かも。展開のある話が好きになってきた次男Gと、何度も読みました。

※この数年みる大人向けの「癒される」絵本「かわいい」絵本というのに、あざとさを感じてしまうひねくれ者なので、実はこの絵本も表紙の、いかにも大人受けしそうな線の細いイラストレーションに抵抗があって、手に取るのを躊躇してました。
 が、思いがけずテキストがよかったのでほっ。
でも、親を泣かせるあたり・・・・やっぱあざとい??

夜中に子供を残して家をあけてる熊のお母さんに、「ありえない」と批判もあるようですが・・・^^;)。それは、一つの象徴ですから・・・それを言ったら「ナルニア」なんて話が始まらない。たんすでかくれんぼしてるんだから。こらっ!


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