大停電の夜に [映画・DVD鑑賞記録]
ゼブラーマン [映画・DVD鑑賞記録]
最初「一応、特撮ヒーローだし・・・こどもとみてもいいかなあ」なんて軽い気持ちで思ってましたが・・・・一緒にみないでよかった・・・・^^;)小学生くらいならいけるかな。きわどいわけじゃないけど、ホラーなシーンがあるので、未就学児にはおすすめできません。やっぱり大人の映画でした。
ヒーローを描く映画ではなくて、「特撮ヒーロー」という存在そのものがモチーフの映画。
子どもも大人ももってる「ヒーロー像」っていうのはそのまま、生きるエネルギーだったりするよなあって、改めて思ったのでした。
特撮ヒーローに注ぐ、大人と子どもの熱い思いが、ベタでありつつ独特のテンポで描かれておりました。
哀川翔の、なさけない教師っぷりがはまりすぎです。ちょっと甲高い声もいいかんじで^^;)ヒーローになってからも謙虚だし・・・・。
劇中挿入歌としてアニキの声が流れてきたときは「これしかないよな!」と思ったり、登場人物に無駄がなかったり・・・・げらげら笑うわけじゃないけど面白かったです。脚本は宮藤官九郎でした。そうだったか!
鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 [映画・DVD鑑賞記録]
既放映アニメの劇場版って、初めて(自分でもびっくり)みたんだけど、やっぱり本編を知ってる、ってことが大前提で作られているんですねえ。
単行本読者なので、話がはじめ見えなくて????。そのうち慣れてきました。アルが動いているのがうれしかったなり。
技術は人を幸せにするものであるはずなのに。
そんなテーマが、錬金術世界の錬金術や、「この」世界のロケット開発なんかと絡んで見えるあたり、ちょうど前にみた『スチームボーイ』とかぶる。
昨今の、生殖技術や、核問題ともあいまって、普遍的な問題なんだなあ・・・と思いつつ、絵の美しさに感心しつつ鑑賞いたしました。
映画で、まったく別個の話として読みながらも、あっちの世界でもこっちの世界でも、形を変えていろいろ背負わなけりゃいけないエドとアルの二人も、なんだか切ない。
スチームボーイ [映画・DVD鑑賞記録]
大友克弘と聞いて心が躍ってしまうのは、おそらく30代。
パリ万博を舞台に、武器商人の財団と大英帝国が超高圧蒸気のカプセルをめぐって火花を散らす。主人公は考える。科学の目指すものは何なのか。
質感重視のCGがたまんなくかっこいいし、蒸気機関がメインだからバルブとかパイプとかそんなアナログな機器群に、どきどきしてしまう。出てくる機械類も昔の図録に出てくる発明家たちの図版をイメージしていて、レトロな楽しみ。人物描写は、時間足らずのような気がしました。あまり感情移入できず。総じてフツーでした。あい。
「科学の目指すものは何なのか」・・・・主人公が、エンディングで微笑みながら「まだ始まったばかりだ」とつぶやくけれど、その先には暗雲がたちこめているのだ。やれやれだよね。
ただ・・・・・どんなに面白く見ていても、宮崎駿の作品と比べられてしまうだろうなあ・・・・・と感じてしまった。飛行メカや空飛ぶ要塞・・・・・「あ、これって三角塔」「ラピュタの空中都市だあ・・・」「歩く城だあ・・・・」って。
「ハウルの動く城」よりも公開が早かったようなので、それは一つ救いなのかもしれないけど、ちょっとできの割には不幸な感じもする作品なのでした。
座頭市 [映画・DVD鑑賞記録]
勝新太郎の座頭市は、うちの祖母が見てたのを脇で見てたくらいの断片的な記憶しかないのですが・・・・時代劇セットのなかで北野武の座頭市は違和感なく楽しめました。
話の筋は時代劇の王道。特に珍しさはありません。
でも人物のキャラが立ってるのと、ところどころで入ってくる、クスリと笑えるシーンが楽しくて、時間を忘れちゃう。あー、この笑いのタイミングと、淡々とした画面の運びが北野武なのかな。(実は北野映画、かなり好き)
大団円のタップダンスが、公開当時から話題になってました。
これはスクリーンと、大音量で感じたかったなー。気持ちいいです。
タップはいつか習ってやる、と決意を新たにしたのでした。
浅野忠信は、そり上げた髷よりも浪人頭の方が似合います。
岸部一徳が、いい人を演じたのを最近みません^^;) いつからこんな悪役ばかりになったのかしら。
R15です。ぶぁしぶぁし血しぶき飛びます。念のため。
遠い空の向こうに [映画・DVD鑑賞記録]
ハリーポッターと炎のゴブレット [映画・DVD鑑賞記録]
よくよく考えたら、映画でファンタジーものってあんまり観たことがない。自分でも驚きです。ファンタジックなのは、あるけど「魔法」ものって思いつかない。「オズ(20年前程前の新しい方)」と「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」くらいかなあ。本ではずいぶん読んでる気がするのにね。
上下巻もある原作を、よくまとめたもんだと思います。どうしても駆け足な印象は拭えないけど、サイドストーリー抜きのダイジェストだと割り切る。それなら、勢いのあるカメラワークや、ドラゴンとの戦いや巨大迷路の薄暗い雰囲気なんか、い~です。
特に好きなのは、ホグワーツ城の中のセットや制服なんかの美術。
原作を読んでイメージしきれなかった部分が補完される感じです。
(ってかね、自分のイメージがいかに貧困かってしみじみ)
そこが映画化の怖いトコでもあるけど、面白いトコなんでしょうねえ。
外の風景は、なんだかゲームの「MYST」シリーズを思い出させました。
★ ハーマイオニー・・・・どんどんキレイになっていくのが気になります。原作では普通の子っぽいのにね。1作目の時の髪型は、ほとんどハグリッドだったのに・・・キレイになりすぎ?。
★ハリー・・・・彼もますますかっこよいではないですか。眼鏡好きとしてはたまりません♡
★セドリック・・・・や、ハンサムでいいんだけど・・・メイキング観てたらアゴが・・・アゴが割れてる・・・・。アゴ・・・・・(T T)。
★で、大好きなのはロンと双子の兄たち。いいキャラが板についてます。
ラスト・サムライ [映画・DVD鑑賞記録]
出演:トム・クルーズ, 渡辺謙, 真田広之, 小雪
や、や、や、かっこよかったですよ~!!!
渡辺謙は、すっかりトム・クルーズを食っちゃってます。
つうか、渡辺謙の濃さには誰もついてこられない・・・彼の前にいると、どんなに汚れていてもきれいすぎちゃうトムでした(いっつも口が半開きだったし)
この映画で一番好きなのは、殺陣のリズム。これサイコーです。これでもかって立ち回りの連続と、一瞬の静止のタイミングがたまらないですっ!
また、音楽ときっちりミックスしてるの。この辺はアメリカ映画ならではなんでしょうねえ。
『KILL BILL』の殺陣なんか霞んじゃう。
日本を描いてる上で嬉しかったのは、これまでのよくある「日本風」ではなくて、衣装とか家屋がよく研究されていること。黒光りしてる板の床なんて、いいですよ~。
お寺なんかも、ごてごてした装飾がなくてよかった。
以下ネタばれ含む。
【つっこみどころ1】
勇敢に戦った武士たちに敬意を表して・・・・・官軍がみな・・・・・土下座・・・・。
そりゃないだろっ!・・・・・・ラスト近い、感動の場面、ワタシなきながら観てたのに(^^;)。
【つっこみどころ2】
おじぎしすぎです~。切腹した人におじぎはしないよ・・・拝むなら判るけど・・・。
【つっこみどころ3】
忍者が大挙して村を襲います。ありえねー!でもここの殺陣がサイコーなので許す!
とかいっても、総じて「ハリウッド映画」らしからぬ、淡々としたストイックな演出が嬉しい、放つ矢がすぱすぱ当たって気分いい、真田広之もかっこいい映画でした。あ、テーマに全然触れてませんが・・・いいですよね。
3日かかって2回観ました。
※2006.6月【暇刊女教師】に書いたものを再掲。サイト編集中。
ステレオ・フューチャー [映画・DVD鑑賞記録]
人と人、人と自然が出会うことは、人生と人生がふっとすれちがうようなもので。
その関わりが深ければ深いほど、お互いに影響しあって不思議な方向性を生み出していく。そんな雰囲気を「絵になる」映像に乗せて描き出す映画・・・かなーって。
ストーリーに特に感情移入も感動もなかったので、ま、それはおいといて・・・・永瀬正敏に見とれるからよし。大杉漣と田中要治がでてるからよし。
映像は、とにかく「絵になる」かっこよさ。酸素バーのダンスシーンは○です。
ヒロインの桃生亜希子ちゃんの、健康的な水着姿は激しくうらやましいです(T T)。
そして、ラストシーンは詩的に美しく・・・・これだけはスクリーンで味わいたかったなあ、と。
久々に、DVD一本。っても、夜泣きの娘を抱えて、他になすこともなくぼんやりと。
※6月の【暇刊女教師】に書いたものの再掲。サイト編集中。
ミスティック・リバー [映画・DVD鑑賞記録]
子育て中は、DVDでさえもなかなか観られないものです。
久々に観るぞと息巻いていた「ミスティックリバー」も、途中で息子が泣き出しまして、二人で述べ3回。鑑賞中断と相成りまして、6:30AM鑑賞終了です。
そして、いつもの切なさがやってくるのでした。
悪い人はいないのに、みんないい人なのに、こつこつと毎日を生きているのに、悲しい展開になってしまう。
そう書いて、ああ、映画はやっぱり文学と一緒なんだなあと思う。
二回目に観ると、きっとまた、監督の仕掛けにため息をつくことができるはず。
さて、ショーン・ペンとケビン・ベーコン、主役もう一人の名前が思い出せない。
ドラマが始まってもわからない。
情けないことに、クレジットを観るまでわからなかった。ティム・ロビンスでした・・・!
好きな俳優なのにわからなかったのが、恥ずかしい~~~~。
えらく丸く膨れて、どんよりとした役回りだったから?
もう一度観ると、そうだよ彼じゃん、声も、彼じゃん・・・・やれやれ。
ティムさま、ごめんなさい。
※2005,1月に【暇刊女教師】で書いたものの再掲。サイト編集中。