プラネテス [Fav, コミックス]
恐ろしくも、確かめずにはいられないもの。
プラネテス (1~4)【中学生におすすめ 2年~】
- 作者: 幸村 誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01
- メディア: コミック
耐用年数をすぎて「ゴミ」として衛星軌道上を漂う人工衛星の成れの果て「デブリ」。この回収を仕事にしている人々・・・・・もちろん現代の仕事じゃないけどね。ゴミ回収とはいえ、宇宙服一つで自分の身を守らねばならない。そんな場所で。
彼らはなぜそこで生きようとするのだろう。
何をもとめて宇宙に出るのだろう。すぐ隣にある虚無。
妻をロケット事故で失った男。
木星往還船の乗組員に焦がれる男。
地上に夫と子供を残して働く女。
愛を信じて疑わない女。
派手な戦闘も、怪しげな宇宙人も(いるにはいるが)でないけど、宇宙を舞台に、人間や愛について、静かに考える一編。
描かれている宇宙と地上の暮らしのギャップが、松本零ニの漫画を思い出します。きっとどんなに科学が発達しても、日本人は畳で生活してるんだろうなあ。
いや、そうあってほしい。そうあってほしいぞ!
2006-09-14 02:03
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