ギルガメシュ王ものがたり ギルガメシュ王のたたかい [おすすめ絵本【年長~】]
すげーよ!叙事詩ってのは、こういうもんなのだ!
これはすごいです!久々の迫力絵本!
メソポタミア神話に登場する英雄ギルガメシュ、その昔、歴史の資料集で名前しか聞いたことがなかった人物です。彼の叙事詩をもとにした絵本。
『ギルガメシュ王ものがたり』では、暴君として君臨していたギルガメシュが、森に住むエンキドゥとの戦いの中で人の心を得ます。そして友情をたたえながらよき王となるまでが描かれます。
続巻の『ギルガメシュ王のたたかい』では、人々のために怪物を退治する、強きギルガメシュに愛を拒まれた女神の嫉妬が町を襲います。
絵が美しい!!!
精緻な書き込みぶりに見惚れてしまいますです!!
話のスケールの大きさもさることながら、たたかいの場面の迫力は他の絵本にはない!
「叙事詩」とはこういうものなのだ、と、絵が語る。
そして『ギルガメシュ王のたたかい』で訪れる悲劇には、母も読みながら鼻の奥がつんとなりました(涙)。
息子と読みましたが、6歳、4歳、目がまじでした。
実は『ギルガメシュ王さいごのたび』がこのあとに続きます。未読です。読みたい!!
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