指輪物語 [ママ教師おすすめ本【中学生】]
第1巻1ヶ月。第2巻2日。
映画が大ヒットして、一気に有名になった感があるけど、知る人ぞ知る有名ファンタジーだったんですよね。これ。
ホビットと呼ばれる小人(身長が低い・・・・くらいで、白雪姫の小人まではいかないあたりが微妙)が、ひょんなことから魔性の指輪をめぐる運命に巻き込まれていく・・・・と、あとは有名な映画のとおり。映画が3本にわたる大作であるのと同様、本編も初版のハードカバーで6冊+追補編があるほどの長編。
なかなか読む機会がないまま大人になって、ある夏、ふっと読んでみようと、学校の図書館から借りてきた第1巻。夏休みなのに読み終わるのに一月かかったですよ。なんか話が遅々として、いっこうに冒険の香りすらせず、小人たちの生活ばかりが延々と・・・・・・・・最後の方はもう、読み飛ばし状態に入ってました。
ヨーロッパでは、物語にはごく自然に織り込まれているようですが、日本にはあまりない「叙事詩」が、話の随所に配置されており、その独特な感じが苦手で読み進めないことの一因になっているように思えます。
(日本にも、和歌が織り込まれている・・・ってのはよくあるんだけど、叙事詩はいかんせん、長いから・・・)
ところがですよ、2巻から急に面白くなってくるんです、これが!!!
(『旅の仲間 下』ですね)
そうなると速いのが、この手のファンタジーの常。残りの4冊もそれぞれ1~2日で読破。ミステリーを読んでいるように、先が気になって気になって、眠るなんて気になれないです。ほぼ徹夜で出勤するような1週間がありました。
映画で見た人も、映画にはないエピソードや、見事な伏線を読むことができますから、ぜひ一読あれ。中高生のみなさんは、1巻を乗り切ればあとはジェットコースターであること、うけあいっすよ。(映画は映画であれはよかった)
一度読み終えて、そのあとノートに登場人物の「系図」書きながらもう一回読む・・・読書の醍醐味ですねえ・・・・・・・・。
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