おれたちの頂 [Fav, コミックス]
高校生(当時^^;)のコミックファンの常として、登場人物の顔がいい!というのが読むときの最大条件ですよね。これはもう申し分なしの男前ぶり。
卓越したロッククライミングの技術をもつ恭介は、勉強よりも登山!自分の感情に正直な、とってもわかりやすい直情的な少年。
恭介になぜか気に入られて、登山の魅力にはまってしまう邦彦は、勉強家の慎重派。恭介に鍛えられて、邦彦はどんどんその登攀技術を高め、2人は最高のザイルパートナーになっていきます。その先は、その先は・・・・いや、話せないっす。
また、荒削りで力強い作者の筆致は、日本アルプスや、チョモランマなどの山の描写や、岩をつかむ手を、実に魅力的にみせます。
キャラクターもストーリーも、少年漫画の王道をいく感じだけど、登山モノというのが当時のワタシには新鮮で、登山やロッククライミングの本を借りてきては勉強。結果、自分は登らないくせに、用語だけはいろいろ覚えてしまいました。
男子が好きなものに夢中になってる姿、というのは、なんでこんなにも魅力的なんでしょう。女子には少ない姿ゆえなのかしら。
もしも家の本棚にあったなら中学生にもおすすめ。地味だけど、あまりのかっこよさに感動できるのではないかと。
作者は現在『週刊モーニング』で「イカロスの山」を連載中です。
作者久々の登山モノ。
★当時でていた単行本は古書店でさがさないといけないみたいです。Amazonでも、ユーズドの出品ばかり。オンデマンド版はhttp://www.comicpark.net/で入手できそうです。
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